※私が会食恐怖症を知り、乗り越えるまでの出来事を記録しています。
20*3年11月
私は、心療内科を受診することを決心します。症状がよくなったとはいえ、根治していなかったこと、誕生日に彼が温泉旅行を計画してくれており、そこでの食事を何とか楽しみたいと思ったからです。心療内科にいくことが私の中で大きなハードルでしたが、ここでまた症状が戻ってしまうことのほうがよっぽど怖いと思い勇気をふり絞って受診しました。
症状を打ち明け、社交不安障害と診断を受け、抗不安薬を処方されました。不安を感じたとき・感じる前に飲むというものでした。
20*3年12月
本当に効くのか半信半疑でしたが、薬をもっているという安心感は生まれました。
彼との旅行のランチの前に、初めて抗不安薬を飲んでみました。ランチを全部完食できたのです。
薬のおかげなのか、薬を飲んだことによって生まれた自信なのかわかりませんが、久しぶりに一人前を完食できたことがとっても嬉しく、もっと早く心療内科を受診すればよかったと思いました。一番心配していた夕食も完食まではできませんでしたが、嘔吐することもなく食事自体を楽しむことができました。
この日、私は大きく前進することができたのです。
彼にも旅行のときに話したいことがあると事前に伝えており(伝えることから逃げないように)、私が過去から悩んでいる症状・付き合っていくことに対する不安について話をしました。彼は「食べたくなかったら食べなければいい。付き合っていくうえで大した問題じゃないと」軽く受け止めてくれました。ここで軽い反応だったことも私にとっては救いでした。
この日を境に、100%不安を払拭できたわけではないけれど、食事自体を楽しむ・食べれたら意外と食べれるじゃん自分!と前向きに考えることができるようになりました。
彼にも、これは食べれない・これなら食べれそうと正直に伝えることができるようになりました。
なぜもっと早く心療内科を受診しなかったのか?ととても後悔しています。自分が精神的な病気であることを認めるまで約3年もかかりました。病院に行くことで自分が病気であることを認めることになる、家族にばれたくない、子どもが社交不安障害であることを知ったら悲しむのではないかといった思い、自分はそんなに弱くないというプライドが治療を妨げていたと思います。
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